実践教育支援センター

技術職員研修会

実践教育支援センター技術職員研修会

技術職員の能力・資質の向上を図り、教育研究支援業務を充実させることを目的として毎年実施しています。

第21回 松江高専 実践教育支援センター職員研修会


主催:松江高専 実践教育支援センター

日時:令和4年8月30日(火)

場所:松江高専 会議室

受講者:実践教育支援センター職員、他


目的

実践教育支援センター職員の能力・資質の向上を図ることにより、教育研究 支援業務の充実・発展を目指すことを目的とする。


内容

第21回 松江高専 実践教育支援センター職員研修会を8月30日に開催した。

新型コロナウイルスの蔓延時期と重なり、例年より内容を縮小して行った。

高尾センター長の挨拶の後、「コミュニケーションこそこれからの教育の主題 認知能力と非認知能力を育てる~幼児雑誌の編集経験より」 という演題で、学校法人大多和学園 開星中学校・高等学校 水野次郎校長先生にご講演頂いた。 水野校長は通信教育講座「こどもちゃれんじ」の人気キャラクター”しまじろう”の生みの親として知られている。 ご講演では、「50の文字を覚える前に100のナンダロを育てたい」というキャッチフレーズをもとに テスト等では測れない能力を育てることに注力されていることをお話された。 AIやITはもしかしたら子どもの好奇心や探究心を失わせてしまう存在かもしれない、という水野先生のお言葉は、 学生に手取り足取りすべてを教えることは、逆に学生の好奇心や探究心を奪っているかもしれないということにも つながっていると考えさせられた。

次に、「小・中学校での技術教育について」という演題で、 島根県教育センター浜田教育センター 研究・研修スタッフ 指導主事 小谷信介 先生から 小中学校の技術家庭科で学んでいることについてご講演頂いた。 学習指導要領の改訂により、本校に入学してくる中学生たちがどのような授業を受けているのか具体的に知ることができた。 生徒たちは実際の製品をみて、工夫されている点を見つけたり、なぜそういったことをされているのか話し合いをする時間を多くとられ、 先程の水野先生の話に通じるものがあり、コミュニケーションや、なぜそうなっているのか等 好奇心を刺激するような授業がなされているのだとわかり、参考になった。

コロナ禍ではあるが、対面でコミュニケーションの大切さや、県内小中学校の技術教育の現状を知るよい機会となった。 本研修会には、センター員に加え、教職員から3名の参加希望がありご参加頂いた。